服好きなら知っておきたい洋服の素材 ~化学繊維~

服の知識
この記事は約7分で読めます。

化学繊維は人工的に作られた繊維で、「再生繊維」「合成繊維」「半合成繊維」「無機繊維」の四つに分けられる。

「無機繊維」とは無機化合物からなり、ガラス繊維や炭素繊維などがある。

ここでは、一般的に衣料に用いられる化学繊維を紹介するため、「無機繊維」は省略する。

 

こちらの記事と合わせてお読みください。

服好きなら知っておきたい洋服の素材 ~天然繊維~

 

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再生繊維

 

天然繊維(天然高分子)を原料に製造される。

 

レーヨン

出典:オリーブオイルをひとまわし

 

木材パルプまたは綿セルロースから作られた天然ベースの素材

コットン、リネン、シルクなど他の天然繊維の外観と質感を人工的に模倣して作られた。

  • ビスコース
  • リヨセル
  • モーダル

などの種類がさらに存在する。

 

メリット

  • 安価だが、シルクのような高級感ある素材
  • ドレープが良い
  • 通気性に優れる
  • 混紡性が高い
  • 染まりやすく発色が良い

 

デメリット

  • 日光・湿気・熱に弱い
  • 縮みやすい
  • シワになりやすい

 

アイテム

  • シャツ
  • スラックス

 

 

キュプラ(ベンベルグ)

出典:Amazon

 

天然に存在する綿セルロースから作られる。

正式には銅アンモニアレーヨンと呼ばれる。

 

メリット

  • シルクのような光沢
  • 日光に強く、染めやすい
  • 吸水性・吸湿性に優れる
  • 再生繊維の中では摩擦に強い

 

デメリット

  • シワになりやすい
  • 水などでシミになりやすい

 

アイテム

  • ジャケットなどの裏地

 

 

ポリノジック

出典:丸安毛糸

 

日本で開発された「改質レーヨン」

水で縮みやすい欠点を改良した。

レーヨン同様、木材バルブから作られる天然ベースの素材。

 

メリット

  • シルクのような光沢
  • ドレープが良い
  • 染まりやすく発色が良い
  • 吸湿性に優れる

 

デメリット

  • シワになりやすい
  • 水などでシミになりやすい
  • 着用を重ねるごとに光沢・コシが薄れる

 

 

 

合成繊維

 

純合成的に有機高分子化合物を製造することによる。

 

ポリエステル

出典:山冨

 

世界で最も多く生産され、使用されている素材。

入手しやすい石油を原料としていることから(キシレンという物質)、価格は低い。

キシレンに化学物質を合成することで繊維を形成。

「PET」「PBT」「PEN」など種類がありそれぞれ違った特徴を持つ。

今回は一括りにして考える。

 

メリット

  • 軽くて、丈夫
  • 速乾性が高い
  • 熱に強く、加工しやすい
  • 伸びるなど変形しづらい

 

デメリット

  • 色落ちしやすい
  • 静電気が起きやすく、ゴミが付着しやすい

 

アイテム

  • アウター
  • バック
  • 全般的に使われる

 

 

ナイロン

出典:okadaya

 

生産量はポリエステルに次いで二位

石油を原料とし、「ポリアミド」とよばれる合成樹脂から作られた繊維のこと。

1935年にアメリカのデュポン社によって開発された。

「バリスティックナイロン」という耐久性に優れたナイロンもある。

 

メリット

  • 摩擦に強い
  • ポリエステルより軽い
  • 伸縮性に優れる
  • 染めやすい

 

デメリット

  • 吸湿性が低い
  • 熱に弱く、熱により変形する

 

アイテム

  • ジャケット(撥水加工をよく用いる。)
  • トートバック

 

 

アクリル

出典:株式会社シノハラ製作所

 

アクリル絵具やアクリル板など聞いたことあると思います。

どちらも「アクリル樹脂」という合成樹脂を用いているが、それを繊維状にしたものがアクリルである。

 

メリット

  • ウールのような風合い・見た目
  • 保温性が高い
  • 混紡性が良い

 

デメリット

  • 吸水性が悪く、べたつきやすい
  • 静電気が起きやすい
  • 毛玉ができやすい

 

アイテム

  • セーター

 

 

ポリウレタン

出典:HFNG

 

ウレタン結合を有する重合物を繊維状にしたもの。

伸縮性に優れ、ウレタンゴムとも呼ばれる。

また、フェイクレザーとしても用いられる。

 

メリット

  • 元の長さの5倍以上に伸びるほどの伸縮性
  • 非常に軽い
  • シワができにくい
  • 混紡性が良い

 

デメリット

  • 水に弱い(加水分解を起こす)
  • 温度・湿度の変化に弱い(縮みやすい)
  • 日光に弱い

→  経年劣化が早く、寿命が短い

 

アイテム

  • シューズのソール等
  • スポーツウェア

 

 

 

半合成繊維

 

天然高分子を改質して製造する。

 

アセテート

出典:shuhuse

 

「アセチルセルロース」と呼ばれるセルロースと酢酸の化合物を原料にして作られた繊維。

ゆえに中間の半合成繊維と呼ばれる。

 

メリット

  • シルクのような光沢・肌触り
  • 撥水性が高く、汚れにくい
  • プリーツ性がよく、その耐久性も高い
  • 静電気が起きにくく、毛玉も出来づらい(天然繊維を含むため)

 

デメリット

  • シワになりやすい
  • 摩擦に弱く傷みやすい

 

アイテム

  • ブラウス
  • フォーマルウェア

 

 

トリアセテート

出典:山冨

 

アセテートにおいて、アセチル基のつく数で呼び方が変わる。

トリはその名の通り3つ。

アセチル基が複数ついたものは、1つだけのアセテートよりも強度が改良されている。

全体的な特徴はアセテートと同じ。

 

メリット

  • 親水性が低く、乾燥しやすい
  • シミになりにくい

 

 

プロミックス

出典:Amazon

 

動物性たんぱく質(ミルクガゼイン)とアクリル繊維の原料となるアクリルニトリルを結合して製造された繊維。

現在はその原料のコストからか製造されていない。

 

メリット

  • シルクのような光沢

 

デメリット

  • 熱や摩擦に弱い

 

 

 

まとめ

 

それぞれの素材にそれぞれの良さがあり、その良さが活きるアイテムに使用される。

服を選ぶ上で生地の知識があれば、より楽しく、より自身の要求にあった選択をすることができる。

 

 

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